Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2009-08-29の日記

9時ごろ起床。ネットを見たりぼーっとしたりしつつ、先日、来年末の休館が発表された天保山ミュージアムに「スタジオジブリ・レイアウト展」を見にでかける準備をしたり。Rさんと烏丸御池で待ち合わせ。天保山ミュージアムどころか大阪府自体に、京都にきてから1年数ヶ月経ったのに1度しかいったことがないという京都ひきこもりぶりで、たくさん電車も乗り換える必要があるし、ちょっとした旅行気分。

安藤忠雄設計による盃のようなビルは、なかなかに圧巻な感じ。これ閉じちゃうのはちょっともったいないよなあ。お腹が空いたのでさっそく9Fで食事。せっかくなので、まあもうちょっとちゃんとしたレストランみたいなのがあってもいいのかもなあとも思うけれども、景色がよくて素敵。海を見るのも久しぶりだし。腹ごしらえもしたし、満を持して本題のレイアウト展に臨む。

レイアウトというのは、アニメ制作の1工程のことで、絵コンテと実際の作画との間に入り、具体的な画面構成や動きを指示するためのもの。映画でいえば、演出とキャメラにあたる部分。ジブリの誇る名作の数々を、実際に作り上げたたくさんのレイアウト画はどれもこれも興味深いもので、たっぷり2時間ぐらい、それぞれをじっくり検分しながら楽しんだ。なんというか、アニメを作り上げるってのは、並大抵の情熱じゃ済まないのだなあというのを実感できて、いろいろ思うところがあって、見てよかったと思う。

ポニョとトトロに混じって、というか合成写真みたいなのを撮るコーナがあって、そこで写真を撮ってもらったのだけど、激烈に恥ずかしくて精神的なダメージを負う……。いや、よかったけど。ついでにちょっと港の側まで降りてみたり。大阪の海って、どうせこ汚いところなんだろうとなめてかかっていていままで訪れてみようという気がまったくなかったのだけど、あのあたりはなかなか風景もきれいで、けっこうよかった。偏見を抱いてごめんなさい……という感じ。

カフェでちょっとお茶をいただいて、電車を乗り継いで京都へ帰る。京都駅までくると急にホーム感があって、やっと気分が落ち着く。大阪の電車とかよくわかんないし……。その後は夕食をいただいたり、あれこれとおしゃべりをしたり。幸せな感じ。