Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2010-06-20の日記

タラサ志摩での朝。8時過ぎに起きて朝食バイキングへ。おいしくて、ついつい食べ過ぎてしまう。もう一度ホテル前の海岸を散歩したりした後、準備して、出発。シャトルバスで鳥羽駅へ。鳥羽駅周辺は、時間がなくて見ることができなかったけど、やたらでかいらしい水族館や、ミキモト真珠島など、面白そうな場所があれこれとありそう。また今度くる機会があったら、ちょっと寄ってみたいと思う。

伊勢神宮。外宮 → 内宮の順に参拝するのが正式とものの本にあったので、その通りにする。正宮は、門の手前までしか立ち入れないということで、柵越しに中をじろじろと見ていたのだったが、なにやら祈祷をお願いしたひとは、その門の一歩奥までは入ってお祈りできるようで、門外のひとたちから羨望の眼差しで見られていて、ちょっと恥ずかしい感じであった。外宮の別宮をひと通り歩く。高い木々に覆われて、ほとんど陰が差しているとはいえ、暑い。

バスに乗って内宮へ。思いの外離れているので驚く。こっちは外宮よりさらにひとがたくさんいるし、観光どころという感じがした。五十鈴川にかかった、20年に一度の式年遷宮ごとに作り直される橋はやたらぴかぴかしている。途中、伊藤若冲の絵に出てくるようなきれいな鶏ががたくさん放し飼いにされていたりして驚く。手水で浄めたのだけど、五十鈴川に降りられるようであったので、正式(?)らしいそちらでもお浄め。

内宮は、とにかく生えてる木々が半端なく大きく、また、たくさんあるので、すごい。樹齢数百年とか若造みたいな雰囲気。そのせいもあって、やたら神妙な気持ちになる。正宮前は大混雑。お参りもそこそこに退散する。ここでも別宮をとりあえずぷらぷら回ってみたのだけど、藁葺きの、コケむした屋根には草がぼうぼうと生えていて、とても面白い。

神宮を出て、おはらい通り、おかげ横丁へ。このあたりは、京都の三寧坂あたりの雰囲気に似た、いかにも観光向けの町並み。昼食は、伊勢といえば伊勢うどんだと聞いていたので、期待を胸に適当な店に入って食べてみたら……え?なにこれ……??なんか失敗しちゃってこんな無惨なことに???と疑ってしまうような、珍妙な食べものが出てきて、いやこれはなにかの間違いなのでは……と、とても不安な気持ちになったりしつつも、その場ですぐにネット情報を見てみると、それで間違いではない、正式な伊勢うどんであることがわかり、大変に勉強になったりした……。あれはないわー。

おかげ横丁では、豚捨でコロッケをいただいたり、入口の赤福本店でお茶したり。赤福といえば、道路沿いに連なる電信柱のいちいちに宣伝が貼ってあるせいで、むしろ行ってなるものかと思わされるほどの、ああここは赤福帝国なのだなあという勢力の誇示ぶりに、いささか辟易していたのだけど、本店はとてもいい感じだったなあ。食べ飽きたと思っていた赤福も、ああやっていただくといい感じだった。

お土産屋では、主に調味料などを購入し、いつも通りな感じ。元きた道をバスで伊勢駅へ戻り、京都へ帰る。楽しい旅であった。