Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2020年8月2日

今日は、海を眺めに生きつつ竹芝に新しくできた「ウォーターズ竹芝」を観てみようってんで竹芝まで。レストランやイベント施設など、まだ開業していないところも多く、まだ微妙な感じでは合ったが、船着き場があって、松本零士さんがデザインしたヒミコが発着したりしていてよかったなあ。他に2艘ほど停泊していた。浜離宮恩賜庭園を望む大階段や広場は、良い感じかも。和風カフェみたいなとこで昼食をとったのち、しばしお茶したりなど。

帰宅して、このところ寝入りばなに読んでいた『情報生産者になる (ちくま新書)』の続きを読む。上野千鶴子さんによる、社会科学系の研究指南。ゼミや、生涯学習的な講座での内容をまとめたもので、研究への入門としてよい本のように思える。情報科学とはメソッドがだいぶ異なりはするのだが、共通するところも多い。面白く読んでいる。

撮ってきた写真をGoogleフォトにアップロードしたり、何枚か現像したりなど。

しかしつくづく思うのは、写真を撮っている時は画面全体の構成(コンポジション)みたいなのばかり気にしているし、よいと思う写真もそういうものが多い。一方で、真逆のタイプとしては、極端にはクローズアップで被写体をビビッドに捉えるものみたいなスタイルがあるが、そういうのもいいなあとも思うけど、自分ではあんまり撮れない。視点の独自さよりも、画面全体の作り方(視座・視野)のほうが気になるのであった。そういうのは、僕の考え方の癖とまるで同じだと思う。一般論としては別にいいも悪いもないが、視点の方も訓練する必要があろうとも思う。

夕食は、鶏もも肉を自家製三杯酢で味付けして炒めたものとしらす丼を作って食べる。何か観ようとNHKプラスをつけたら、久志芙沙子の特集が出てきたので観る。このひとのことは全然知らなかったのだが、先日読んだ『「世界文学」はつくられる: 1827-2020』の最後の方で出てきていて、気になっていたのだった。「世界文学」というものが「つくられる」ものであるとはいえ、ほとんど作品のない無名の作家を「世界文学」のアンソロジーにおいて日本の作家として取り上げられる数人のうちのひとりとして取り上げるのは「つくり過ぎ」ではないかと思ったりしたのだが、それはさておき、30分の短い番組ではあったもののその生涯は興味深いものであった。娘の証言によると、断筆後も原稿用紙に何か書いていたというので、他にも作品が残っているのかもしれない。

さらに、先月国立にできた聴覚障害者が従業員の8割を占めるというスタバの特集も観る。企業がこうやって、様々な立場の人々が働けるような環境を用意し、そのことで人々のつながりが生まれていくというのはとてもよいことだろうと思う。ところで、インターネットサービス業界は、他の業界に比べて相対的に聴覚障害者への敷居が低いように思ったりもしたのだが、そのあたりの実態がどうなっているのか知らないので、気になったりした。学ぶことも業務も、最近だと特にリモートワークになったこともあるし、もっとやりやすくなっているのではないだろうか。

論文管理ソフトのPaperpileのiOS版が出たので、Mendeleyから移行してみようかと思って、試しているところ。

2020年8月1日

朝、「[まとめ買い] ヘテロゲニア リンギスティコ ~異種族言語学入門~」を読む。言語学者が魔界の生物たちをフィールドワークしながら言語体系を探っていくという話。架空の言語に関するアイディアがたくさん披露されていて、それだけでも面白い。一方で、それらの生き物とは志向性を共有することが難しいという話が、ギャグみたいな感じで描かれるのだが、志向性を共有できずに言語的なコミュニケーションが実現可能なのだろうかとは思ったりもした。

東京都現代美術館で行われている、「オラファー・エリアソン ときに川は橋となる」を観に行く。エンターテイニングで、単純に楽しめる展覧会だったなあ。リサーチやスタディの産物も展示してあって楽しいのだが、作品をサステナブルな素材で作るためのリサーチというのは、アートというものが基本的には長く、できれば永遠に残るべきものであるとしたら、土に帰ることを前提に素材を検討するのは、ラディカルな考え方なのではないかという気もした。続けてコレクション展も観る。松江泰治さんの小名木川やMOTを撮った写真を収蔵しているのはさすがというべきなのか、注文で撮ったものなのか、作家が狙って撮ったのか。ともあれ、好きな松江泰治さんの作品。

ミュージアムショップで、カタログと『松江泰治ハンドブック』、および、オラファー・エリアソンのLittle Sun Diamondを買う。地下1Fのレストランで遅い昼食を取るが、かなり残念な感じで厳しい。

その後、喫茶店で『視覚の生命力――イメージの復権』を読んだりしたあと、Kの実家へ。夕食をごちそうになる。帰宅して、カメラを持ち歩いていて写真を撮っていたのでパソコンに取り込んだり、いくつか現像したりなど。望遠レンズがほしいなあと思っていて、SEL70300Gとタムロンの28-200mm F/2.8-5.6 Di III RXDとで迷う。とはいえあんま外に出ることもまだないだろうしなあという気持ちもあり、もうちょっと寝かせておくかも。その後、焼酎を飲みながら買ってきた本などを読む。

効率的に新しいことを学ぶ方法

社内SlackやTwitterなどで、自分が新しいことを学ぶ時に実践していることを書いたりしていたのだが、今日メンバーと1 on 1をしていて、あらためて新しいことの学び方について訊かれたので、ブログにも簡単にまとめておく。

まず前提として、学ぶ対象の「新しいこと」とは何かについて述べておく。ここでいう新しいこととは、研究やイノベーションに関することではない。そういうのは、ググっても出てこないレベルの新しさなので、このエントリで述べる対象ではない。ここでいっているのは、自分にとって新しい知識であり、かつ、既に一定の蓄積があるような内容のことである。

それをひとことでいうと、入門書があるような領域ということになる。たとえばプログラミング言語はメジャーなものはたいてい当てはまるし、DockerとかKubernetesのような技術要素も入門書があるし、もっと広く学問一般についても当てはまる定義である。

さて、さっそくどうやって学ぶかを順番に書いていく。

  1. 新しく学びたい領域について、入門書を5冊〜10冊ほど買う(技術書なら1万〜2万ぐらいか)
  2. ひとつひとつを精読するのではなく、ただ文字を追うぐらいの感じでわからないところは読み流しつつ、読み切る
  3. 1冊1時間と時間を決めて、必ず時間を守る
  4. 本を読んでいる時にコードを書いたりコマンドを実行したりなど、試したりすることはしない。ただ読むだけ
  5. それを、買った冊数分(5冊〜10冊)くりかえす。そうすれば5時間〜10時間、すなわち1日で学習できる
  6. 上記により、その領域の入門的な全体像は頭の中に入るので、あとは簡単なタスクについて手を動かしながら、公式ドキュメントなどを読みながら自分で進める

この方法のポイントがいくつかある。まずは上記しているように、とにかく何冊も読むということと。そして、読み流すということ。そのことで、まずは当該領域に関する入門レベルの全体像をつかむ。よくある失敗は、全体像をつかむことなく細部から入るから起こる。細部から入ると学習が遅いし、行き詰まって嫌になる。これが一番のポイント。

1冊1時間と決めて読むのもポイント。だらだら時間かけてないこと。スプリントを区切って、とにかくたくさん読む。良い入門書1冊を繰り返して読めばいいのでは?と思うかも知れないが、1冊を繰り返すと飽きる。だから、何冊も読む。本を読むのが苦手でも、1冊1時間と時間を決めて単に目を通すだけなら、実行できる可能性が高まるはず。

また、入門書をたくさん読むと、同じようなことでも違う切り口で書いてあるので飽きないし、ある本ではわからなくても、他の本ではわかりやすい説明があったりして、挫折しにくい。

いまどきだとWebサイトや動画でいろんなことが学べるのだが、あえてネットのリソースは使わない。なぜか。上記したように、入門的な全体像を記したひとつの塊としての情報を時間を区切って読むことと、同じようなものを何度も読むことが重要だから。Webサイトや動画だと部分的なものが多いし、時間の区切りをつけにくい。だから書籍を読むことが必要なのである。

入門書として何を選べばいいのか? 評判はあまり気にしないこと。ひとのお薦めに従うのはいいけど、1冊に決めないこと。なぜなら、入門者なんだから評判なんてわからないし、薦められた本が良いかどうかもわからない。だまって書店やサイトで検索して出てきた本を、端から買えばよい。ただ、学問的領域なら研究者が書いてる本がよいだろう

初学者にとっての敵は、学習に飽きること、わからないことにつまづくこと。なぜそうなるかというと、全体像がわかってないから。まずは、当該領域において入門レベルではこのあたりのことが語られているのだなあということを把握する。何冊も読んでいると、だんだんその領域についてきいたことがない話がでてこなくなる。10冊読めば、知らない話はまったく出てこなくなる。そうなったら独力で勉強できるようになったサイン。あとは、実際の課題に基づいて深く学んでいけばいい。

自分自身の経験でいうと、たとえば「実際に読んで選んだマネジャーのための100冊 - Kentaro Kuribayashi's blog」で書いたように、マネジメントを担うことになった時にこの方法を実践した(マネジメントといっても幅広いので、サブジャンルごとに何冊も読んだ)。最近では、機械学習や数学について同じことをしている。入門書を何冊も読んで入門レベルの全体像を得た後に、実際に手を動かして学習している。効率的に学べていると思う。

学習に対して投資したいなら、最初の時間に投資すべし。その時間を買うこと、なによりも飽きたりつまづいたりして学習が止まってしまうぐらいなら、1万〜2万など安いものだ。お金はそういうことに使いましょう。

2020年7月30日

1 on 1など。人々の成長を支援できるような取り組みをしていきたい。また、大学院に入ったことについて書いたこともあり、自分も進学を考えているという方から相談したいというお声がけがあり、リモートミーティングしたりなどもした。

ブログを読んで感心したこともあり「【累計100部突破!】BERT・XLNetに学ぶ、言語処理における事前学習(第2版 電子書籍 128ページ)|lib-arts|note」で販売されている電子書籍を買って目を通したりした。最近の深層学習に寄る自然言語処理についての簡潔なまとめ。頭を整理するにはちょうどいい(これだけ読んでもよくわからないとは思うけど)。

研究のためのデータセットを作るのにBigQueryなどを使う必要があるのだが、あまり使ったことがなくてよくわからないので、『Google Cloud Platform 実践 ビッグデータ分析基盤開発ストーリーで学ぶGoogle BigQuery』を読み始める。

1 on 1で訊かれたこともあり、効率の良い学習法について「効率的に新しいことを学ぶ方法」というエントリにまとめたりした。

2020年7月29日

面談したり取締役会したり打ち合わせしたりなど。

副研究の指導をしてもらう先生を決めなければならないので、3名の先生方に問い合わせメールを送る。どの先生方もすぐにお返事くださってありがたい。副研究というのは視野を広げるためのものであるのはよくわかってはいるのだが、あれこれやるのは十分やったので情報科学にフォーカスしたいと思って大学院に入ったので、どうしたものかという気もしている。しかしまあ、それもまた楽しんでやるほうがよかろう。と思いつつ、あんまり負担なくシュッとこなして主研究に打ち込むほうがいいかもなあなどと思ったりもする。

以前読んだ論文をまた読み返す。それを読んだ後に機械学習についてすこし勉強したりしたので、理解度がだいぶあがった。今度はその論文で参照されている論文をそれぞれ読んでいこうと思う。また、メルカリさんがOpML2020で論文が採択されたとのことで、その論文と発表資料を読む。面白いし勉強になった。エンジニアリング的なノウハウについても書かれてあって、自分のやろうとしていることにも使えそうに思う。

ロリポップを触ってホームページいじりをしたりなどしたのち、麻布十番の某焼き鳥店にKが友達と夕食を食べにいったので、お土産を買ってもらって食べた。美味しいなあ。そろそろ店舗にもいきたいものだ。

Kindleで『公〈おおやけ〉 日本国・意思決定のマネジメントを問う (NewsPicksパブリッシング)』、『地図と写真でわかる 江戸・東京』を、書店で『視覚の生命力――イメージの復権』を購入。柏木博さんの本は、最近自分が興味を持っているあたりについて書かれているようだったので、読むのが楽しみだ。

書評・小野和俊著『その仕事、全部やめてみよう』

クレディセゾンでCTOをされている小野和俊さん(ブログTwitter)より、2020年7月29日発売の新刊をいただきました。どうもありがとございます。

小野さんは1976年生まれで同じ年なのですが、CTOというロールモデルについて同世代において先陣を切って、国内にはそういうひとがほとんどいない中で2000年代から作り上げてきた第一人者といえるでしょう(他には伊藤直也さんや藤本真樹さんも、そのような開拓者だと思います)。そんなわけで、同じ年代の彼らが高いレベルで活躍しているのを遠くから畏敬の念とともに遥かに見るしかなかったというような人です。

そうわけで、小野さんが長年書き継いでいる「小野和俊のブログ」を読むことで見識の一端に触れてきたわけですが、昨年からは一般社団法人日本CTO協会で理事としてご一緒させていただく機会を得ることができ、人柄に触れる機会を様々に持つことになり、とてもうれしく思います。その小野さんがブログの内容を元に大幅にリライトした単著を刊行され、それをいただくという光栄に浴したわけです。

ソフトウェア時代の経営という観点からの書評は、既に同じく日本CTO協会理事の松本さんが「「その仕事、全部やめてみよう」を献本いただきました|Matsumoto Yuki|note」でおかきになっているので、少し違う観点から感想を述べてみたいと思います。

小野さんがお話するのをうかがっていると(というほど機会があったわけではないですが)、シンプルで切れ味するどく問題にアプローチするスタイルでありつつ、言い回しのキャッチーさを合わせ持っていると感じます。それはブログにもよく現れているところだと思います。たとえば、多分一番有名な記事であろう「プログラマー風林火山 」は、そのフレームのわかりやすさと正鵠を射た内容によって、最近でも社内のSlackで話題にしたことがあります。

そのような小野さんのスタイルは、この本でも遺憾なく発揮されています。上述の「エンジニア風林火山」以外にも、この本ではこんな名フレーズが盛りだくさんです。

  • 「「谷」を埋めるな、「山」を作れ」
  • 未知の領域と変化していく領域ではPDCAではなく「DACP」が強みを発揮する
  • DXだけではなく、「CX(Customer eXperience)、DX(Developer eXperience)、EX(Employee eXperience)と3つを並べて書く」
  • 安定性重視のモード1と変化への対応スピード重視のモード2を使い分ける「バイモーダル戦略」
  • 組織内で最後の砦となるスペシャリストを目指す「ラストマン戦略」

この本では、セゾン情報システムズ、そしてクレディセゾンという大企業のCTOへ転じ組織を率いていった様子が時に生々しく語られるわけですが、その際にこういったキャッチフレーズを周囲に語り続けて動かしていったということが紹介されます。たとえば『ザ・会社改造--340人からグローバル1万人企業へ (日本経済新聞出版)』などで知られる三枝匡さんなども、戦略的であると同時に実はキャッチフレーズの人で、面白キャッチフレーズを本でいろいろ紹介しています。組織というのは理屈や数字だけで動くものではないですよね。それで、シンプルかつ本質をついたフレーズというのが、実はすごく重要だと思っているのです。

CTOという立場にある者が抱える問題というのは、もちろん一筋縄で解決できるようなことはほとんどないわけです。しかし、だからといって手をこまねいているわけには行かない。そこで、小野さんはシンプルに本質を見つめて、高い問題発見能力と、わかりやすいメッセージングによる実行力を発揮して、数々の改革を成し遂げてこられたのでしょう。ブログにおいても折に触れて述べられていたその様子が単著としてまとまったことで、小野さんの思考法の一端に触れられる一冊になっていると思います。

エンジニアのみならず、仕事を効率的に行いたいというひと、DXって何?というひと、様々な人々におすすめできる本であると思います。ぜひご一読ください。

2020年7月28日

朝は、中期経営計画に関するミーティング。自分も、昨晩作ったスライドをもとに少し話す。なんにせよあれこれやっていかないとならないのだから、どんどんチャレンジしていこう。その後、細々あれこれした後、大腸内視鏡検査へ。このために朝起きてから下剤を溶かした2リットルの水(めちゃくちゃマズい)を飲み続けていたのであった。出るべきものは出たので、安心して検査に臨む。終わって、医師による説明。特に何も問題ないとのこと。よかった。

コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える (文春e-book)』の続きを読み、読了。

帰宅して、CTO協会のミーティングや、Code for Amami関連のミーティングなど。夕食を食べた後、いただいた『その仕事、全部やめてみよう――1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」』について簡単な書評を書く。大学院の副テーマについての案内があり、面白そうなものもいくつかありつつも、情報系の内容をやりたい思いも強い。いま考えてるテーマについて、メールしてみよう。なんか今日は大腸内視鏡検査にやられたのか、あんまりやる気が起こらない感じ。さっさと寝ることにする。

2020年7月27日

朝はいつもの論文読み会から、あとはずっと面接や会議等。途中、空いた時間でたまったルーティンをこなしたりなど。先々週に頭痛続きでリズムが崩れてしまったので、今週から取り戻すのだ。それにしても今年の梅雨は協力で、東京では大雨はふらないけどほとんど日が差すことがなく、周囲のひともそれもあってか体調を崩し気味の人が多いようだ。

そんなことをしている間に面白ニュースが飛び込んできて、それに触発されて夜はスライド作り。いただいた本の書評を書こうかと思っていのだが、明日にまわすことにして、とりあえずこのタイミングで考えをダンプしておこうとおもってバーっと作る。最近、大学院でもあれこれやってるせいか、資料作りの手が早くなった気がする。

明日は大腸内視鏡検査ということで、通常の食事ではなくお腹を空っぽにする用の食事を用意されているものを食べる必要があったのだが、食べるのが嫌でほっといていたのだが、さすがに夜になってお腹が空き過ぎて無理になってきたので、ちょっとだけ食べた。不味くはないのだが、食べなくていいなら食べたくない。検査は明日の午後過ぎなので、まだだいぶ我慢しなければならない。

昨日から冨山和彦さんの『コーポレート・トランスフォーメーション 日本の会社をつくり変える (文春e-book)』を読んでいる。遠い世界の話という感じだが、このレベルに少しずつでも近づきたいものだ。

2020年7月26日

ずっと授業でうめつくされた4連休最後の今日は、朝からグループワーク。いくつかの発想法を実践したのち、そのメソッドを用いてフードロス問題について課題と解決策を選び、ポスター発表するというもの。自分が進行役みたいなのをする感じになったのだが、チームがいい感じに協力しあって、うまく進んだし、よい成果物になった気がする。16時前に終わった後、続けてレポートを1時間ほど書く。

先日著者からいただいた『その仕事、全部やめてみよう――1%の本質をつかむ「シンプルな考え方」』を読み、読了。

その後ネットを観ていたら、平野紗季子さんの新刊『私は散歩とごはんが好き(犬かよ)。 (マガジンハウスムック Hanako BOOKS)』が刊行されているということを知り、書店へ。その本と『パリの日々 言語哲学者の休暇、あるいは字幕翻訳者のプロローグ』を買う。帰宅してさっそく読み始めたる。久々の平野紗季子さんの本(というかムック)なのだが、正確には2018年3月号の「ポパイ」の付録で出た「二〇一八年の東京 味な店」も100ページちょいあって、十分に「本」と読んでよさそうなボリュームなのだった。しかしもうちょっと「本」っぽい形でのエッセイ集も読みたいなあ。いまどき少なくなってしまった「本」で読みたい人。

夕食を食べた後、ビールを飲み、コンビニで買ってきたものをつまみながら平野さんの本の続きを読む。