Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

冬の逃避行

…というわけで旅路の途中なわけで、いまは船の中、つか、やっぱり AirH" は使えないのね…うーん、まあしかたないとはいえネットにつながってないとどうも落ち着かない…。気を紛らわせるために、環境が整いしだい日記をアップできるよう、こうして文章をだらだらと書いているわけなのですが、そんなことは実はどうでもよくて、実際は単に暇をつぶしているだけなのです。

VAIO U と文庫本を一冊(村上龍の『音楽の海岸』)とだけリュックにつめて、衣類等は現地調達の予定。あちこち行きたいなあとは思ったけれども飛行機代がもったいない(というか、そんな金はない)ので、降り立った先でお買い物して終わるんだろうなぁ。

てゆか、死にかけ人形の体になった結果、お金が少しばかり手元に残ったものの、ここには買うべきものというか買うことのできるものがないのですよ。欲しいものはいくらでもあるし、少しは金もあるのに、そのものを売る店がない。確かに、Web 上でなんでも買えるのだからそんなに困りはしないのだけど、やっぱりものを実際に見て、選んで、呻吟して、買って、金がなくなるまで買って、買いまくって、腕全体がしびれて感覚がなくなるほど重い荷物をヒーヒーいいながら家に持ち帰る、そういう物質的な感触がないと心が満たされない。

しかしながら、思いつくのが遅かったせいですでに金はほとんど残ってはおらず、満足な買い物など到底できそうにもないのだが…。正月に家族で海外旅行にでかける日本人がずいぶん多いと聞く。彼らはどうやってそんな大金を稼ぎ出したのだろう…。それを知ったところで、そういうひとたちはなにか特殊な技能によって高給を得ているのであろうから、僕のような無能には真似しようもないのだろうけど…。貧乏は本当につらいことだけど、馬鹿に生まれたからにはしかたがない…。この世の中は、所詮、弱肉強食の氷の世界だ…。

ところで、出かける寸前に友人が「遊ぼー」とやってきてきたので「や、旅に出るんで」とこたえたら、まず最初にでてきた言葉は「風俗か?」でした。そうなんですよ、風俗すら存在し得ない、糞のようなど田舎に住んでるんですよ。こんなところは本当にうんざりだ。このまま世間からフェード・アウトしてしまいたい…切実にそう思う…。

や、風俗には行かないですが。お金がもったいないので。