2009-10-31の日記
午前11時頃起床。お昼ごはんをどうしようかという話になったところ、先日、パーカーのフードをかぶった僕を見たRさんが「天龍寺の達磨大師にそっくり」というので、どんなんだろうと気になっていた折り、ちょうど天気もいいしってんで、自転車で遠出することにした。
嵐山をまわる。久しぶりに桂川を見ることができて、満足。渡月橋の周辺は、今日もひとがたくさん。天龍寺にお参りする前に、そもそもの目的の昼食を、というわけで、カフェSAGANO-YUへ。以前から訪ねてみたいなーと思っていたところだったので、よかった。カレーなどをいただく。店内は、銭湯だった建物を改修したとのことだけど、やたらきれいな感じで、また、元の建物が複雑なのをそのまま活かしてあるので、座る場所によって雰囲気が全然異なるような作りになっていて、なかなか楽しい。
天龍寺へ。嵐山まで自転車でくる時は、だいたい天龍寺の庭先まではくるのだけど、中に入るのは今日が初めて。入るとすぐに大きな達磨大師の絵が飾られているのだけど、僕に似ているのはそれではないという。立派なお庭に面した本堂をめぐって、接した隣りの建物の奥に、果たしてそれはいた。思った以上に自分に似過ぎており、笑ってしまう。目のあたりの縁取りというか陰というかそのあたりは眼鏡に見えるし、ヒゲの様子や体格もそっくりだし、まるで僕の似顔絵じゃないか。大変にありがたいことです。
連なる建物をぶらぶら回遊した後、庭に降りてひとしきりめぐる。大きな庭は、嵐山を借景とした雄大なもの。異常なまでに大きな鯉がたくさん泳いでいる。途中、カエルが配置された、場にそぐわないやたらファンシーな感じのスペースがあってがくっときたり、庭の苔がやたらこり過ぎずにいい塩梅なのに見入ったり、ちょっとした花木に名前の書かれた立て札がそえられている、お寺にしてはやたらと親切な心配りに感心したりした。
帰り道、中村屋 総本店なるお肉屋さんの前にやたら行列ができているのに興味を惹かれて、コロッケを売っているのを購入してみた。けっこうおいしい。並んでいるひとたちはしかし、コロッケのためにそうしているのではなく、普通にお肉を求めてのことらしい。そんなにおいしいもんなのかなあ。なんなんだろう。
スーパーに寄って買い物をして、帰宅。夕食は、昼が遅かったので軽くいこうというわけで、お豆腐のみぞれ鍋。シンプルながらも丁寧に作ったので非常においしくて、幸せな気持ちになった。また、魚沼産コシヒカリの新米を購入して炊いてみたのだけど、それがまた激烈においしくて、とてもよかった。