三浦瑠麗『日本に絶望している人のための政治入門』
上野千鶴子さんがなんかいってたのを見て、読んでみるかーってんで買って読んだ。左右はともに非現実的に見えるし、リアリズムばかりでも「理想」がない、そこに現実を見ながら共感(compassion)をもとによい社会を目指すというのは、なんでローティの名前をあげていないのかはわからないが、それこそ共感するところ。
ただし、提言される具体的政策のレベルについては、よくわからないなーというのが実際のところ。また、「入門」というには前提としてる知識が多くて、「日本に絶望している人」のうちのどれほどが読みこなせるのかなーと思う。
三浦瑠麗(2015)『日本に絶望している人のための政治入門』文藝春秋
- 作者: 三浦瑠麗
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/03/27
- メディア: Kindle版
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- はじめに―イデオロギー闘争から取り残された人びとへ
- 1 不毛な左右対立を超えて
- 2 日本政治を可視化する
- 3 地方、女性、非正規
- 4 外交・国際情勢
- あとがき
三浦瑠麗『日本に絶望している人のための政治入門』を読む。
— あんちぽくん (@kentaro) June 5, 2015