Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2018年5月4日

昨日に引き続き,いがらしみきおさんの作品を読む.今日は友人から進められた『Sink 1 (バンブー・コミックス)』.日常の些細なことに禍々しさを感じる感性を延々引き伸ばしていったらこうなるという感じで,とてもよい.

旅行に行くのはそれはそれで楽しかったりもするのだけど,大変なことでもあるので,同じお金を都内の良い感じのホテルに全部投入すると,それでもまた良い体験ができると思う.特に,旅行の目的が何か見たことのない物事を見るというのではなく,リフレッシュ目的なのであれば,都内の良い感じのホテルは十分リフレッシュできる場所だろう.おまけに移動もないし,気楽だし.というわけで,リッツカールトン東京に宿を求めた.

チェックイン前に,「中国名祭 孫」でランチ.京都でよく食べていた広東に,さらにコクを足した感じで,めちゃめちゃ好み.夜はそこそこするんだろうけど,ランチでこの値段で食べられるのは,ほんとよいなあ.さらに新美に寄り「こいのぼりなう!」.タイトルがこんなんなのでまったく見る気がなかったのだが,めちゃハードコアで素晴らしい展示だった.ほんと,こういうタイトルやめてほしい.

須藤玲子さんによる数百種類の布と,それで作られた抽象的な形をしたこいのぼりが会場全体をとりまく中で,波や風の音が鳴る中,ライゾマの設計した天井もゆったり揺れる.とても心地よい空間.ビーズクッションがたくさんおかれていて,来場者は思い思いに寝転がって眺めている.また,奥のスペースではオリジナル鯉のぼりを作ろうみたいなコーナーや,製作者のインタビューや工場の様子を映す動画もあり.とても楽しい.

宿にチェックインし,しばらく休んだ後,夕食をHONMURA ANで.天ぷらや蕎麦など.その店では,さっき展示を見た須藤玲子さんもいたり,乃木坂駅で目の前を歩いていた外国人の男女が斜め向かいの席にいたりなど,偶然が重なったのも興味深かった.