Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

>>3109@イナモデ、あるいは、「コンピュータは、非力過ぎて使えない!」その後

イナモデ民にマジレスしてみる試み。

このエントリを読む限りかなり基礎から勉強しないと理解するのは無理そう。

おっしゃる通りです><。。
ただまぁ『OS 自作入門』に書かれてるだけの内容に関していうなら、著者がいうには

どんなプログラミング言語でもいいですので、簡単なプログラムなら書いたことがあるよ、くらいのセンスがあれば、それで十分です(もしかしたらそんな経験がなくても、なんとかなってしまうかもしれません)。

ってことらし。まぁ 5 日目で投げた僕にはあれこれいうこともできませんが><。。まぁ、実際読んでみるといいですよ。面白いし。もしブツを持ってないということであれば、アサマシリンクしとくから、僕の ID から買ってくださいね☆

半導体プロセルの微細化とアルゴリズムの改良がごっちゃになってる。計算量っていう概念をまったくしらないんだろうな。掛け算九九も知らないレベルで解析概論読んでるようなものじゃないの?

DIS るわけじゃないけどといいながら DIS られた><。。。
おっしゃる通り、僕は激しくトンチキなことをゆってるんだろうなぁ。。。ただまぁ、計算量ってのは『プログラミング作法』って本でちょっとでてきたのを見たことがあります。要するに、ある入力に対してあるアルゴリズムでもって計算するときにかかるコストのことでしょ。
入力が十分に大きい場合、たとえばバブルソートクイックソートとでは、クイックソートの方が計算量は少なくて済むと期待される。また、その計算量ってのは、CPU がどんだけ速いとかそんなこととは関係がない。ある CPU を持つ計算機ではバブルソートの方が計算量が小さい、なんてことはないわけです。「半導体プロセルの微細化とアルゴリズムの改良がごっちゃになってる」ってのは、多分、その関係ないものをごっちゃにしてるってことなのでしょう。
で?
じゃぁ、いまあなたが 1 円と 10 円の、どちらが高いですか?と訊かれたら、そりゃ、いまの世の中の仕組みが続く限り 10 円は 1 円より価値があるわけです。んじゃ、あなたが年収いっせんおくちょうせんまんえんの大富豪であるとして「1 円玉と 10 円とのどちらかをあげるので選んでください」といわれたらどっちを選びますか?そんなのどっちでもいいよと思うでしょう。僕が先のエントリでいってるのはそういうことです。
であればここで DIS るべきポイントは、この例でいえば「おまえが簡単にひとことでゆってる「いっせんおくちょうせんまんえん」ってのが、実際どんな数なのか理解してるのか?」といったものになるでしょう。宇宙がひゃくおくまんかい生まれて死ぬ間計算し続けても計算しつくせない数なんだよそれは!みたいな。
「計算量」などという難解な概念について知悉し、また、掛け算九九を駆使しながら、「解析概論」なんていう、素人には 100 年かかっても理解できなさそうな書物を簡単に読みこなしちゃう専門家さんなのだから、どうせ DIS るんなら、「ほんとこれだから愚民どもは……」みたいなつまらない嘆息じゃなく、もっと生産的な DIS を期待したいなぁと、ど素人としては強く願いますよ。。。


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