池上英洋『西洋美術史入門』
Kindle版が出ていたので買って読んでみた。大学の一般教養の講義っぽい感じ。いわゆる知識を編年的に述べた「美術史」の本だと思うと拍子抜けするかもしれないが、「美術」の歴史の入門というより、「美術史」という学問の入門だと思って読むとよいように思った。
余談だが、巻末の文献案内が、ひとことコメントがどんどん雑な感じになっていって面白かった(『西洋美術用語辞典』について「専門用語ってたくさんありますからね」、H・W・ジャンソン『美術の歴史』について「まあ基本書なので」など)。
- 作者: 池上英洋
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/04/24
- メディア: Kindle版
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- はじめに
- 第1章 美術史へようこそ
- 第2章 絵を“読む”
- 第3章 社会と美術
- 第4章 美術の諸相
- 第5章 美術の歩み
- おわりに
- さらに学びたい人へ