野嶋剛『認識・TAIWAN・電影 映画で知る台湾』
台湾ブームが再燃しており、台湾映画をもっと見ていこうという感じになっていたところ、ちょうど今年の頭にいわゆる「国片映画」ブーム以降の映画を紹介しつつ、台湾社会・文化について語るというこの本が出ていたので、さっそく買って読んでみた。
各章でのテーマに関連する作品の紹介に、主に監督へのインタビューを組み合わせる構成で、台湾映画についてニューシネマ以降をまったく知らなかったので、とても役立つ。惜しむらくは、日本で公開・ソフト化が全然されていないこと。観たい作品がたくさんある。
ともあれ、この本を導きの糸として、できるだけ観ていきたい。
- 作者: 野嶋剛
- 出版社/メーカー: 明石書店
- 発売日: 2015/02/01
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- はじめに
- Part1 映画に描かれた素顔の台湾
- Scene1 映画で「台湾と日本」を問い続ける
- Scene2 台湾ドキュメンタリーの力
- Scene3 外省人2世の思い
- Scene4 格差社会の矛盾を突く
- Scene5 「環島」による「認識台湾」
- Scene6 台湾文化を知る
- Scene7 「あの時代」を照らし出す
- Scene8 台湾の優しさ、台湾人の優しさ
- Scene9 台湾映画に欠かせないアイテム
- Scene10 台湾遺影がの歴史と課題
- Part2 必見!おすすめ台湾映画はこれだ!
- あとがき