Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

インターネット企業の儲けかた

図解ネット業界「儲け」のしくみ
  • 久我 勝利
  • 単行本
  • 4798108510
  • 2005/02/16
  • ¥ 1,680
  • 翔泳社

たとえば先日 Skype おもれーと思って周囲のひとに薦めてた時にも訊かれたのが「このひとたちはこういうサービスを無料で提供しちゃって、どうやって儲けてるの?」ということ。Skype の会社がどうやって儲けるかなんて知るわけないので「なんかしらんけど、Skype がたくさんのひとに使われまくったら、いろいろ儲かるんじゃないの?」などと答えにならないことをいって逃げました。インターネットにあまり慣れていないひとによく訊かれるのが、こういった「どうやって儲けてるの?」系の質問。

Skype に限らず、Web のサービスでも無料のメールアドレスとかブログとか、あるいは新聞・雑誌等の会社がやってるニュースサイト、そういうのをひっくるめた Yahoo! Japan みたいなポータルサイト等いろいろ無料で便利なサービスを提供してくれてるところがあるわけで、そういうとこはどうやって儲けているのでしょうか。とりあえずひとがわんさか集まるような餌を無料で提供して、そのひとたちを広告なり有料のサービスなりに誘導することで儲けるのだということはまぁそうなんだろうなという感じでわかるのですが、僕自身がその手の広告や有料サービスをほとんど利用しないものだから具体的にはあんまりよくわからない。んで、なんか書店にこの本があったので立ち読みしてみた。

近年あれこれ活躍してる企業別に章立てされていて、たとえば楽天ならショッピングモール、Google であればアドワーズ等の広告、アマゾン儲かってるね、サイバーエージェントは広告のシェアダントツですね等といったお話がされていて、それ自体は既知の事柄なのでざくざく読み飛ばしていき、結局最初から最後まで読み飛ばしました…。

結論としては、やっぱりどうやって儲けてるのか、上に述べたこと(広告や有料サービス)以上のなにかを知ることはできませんでした。インターネット好きのひとは僕と同じように「どうやって儲けてるの?」系の質問を周囲のパソコンとかあまり使わないひとたちにされることがよくあるかと思いますが、そういう時、どのように答えているのでしょうか。というか、そんなこと僕に訊くな! 知るわけねーだろ、とか思うわけですが(w