Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2015年9月16日

最近、朝すっきり起きられないなあ。グリシン飲んではいるのだけど。そんなわけで、メディテーションは15分。朝、30分ぐらいやりたい。メディテーションがうまくいくと、調子が出る感じがする。

仕事の合間を縫ってちょいちょいコードを書いているのだけど、たいしたものではないとはいえ、楽しい。まあ、僕がコード書いたところで、それが仕事に直結するものであったとしても(今日の件はそういうものではないけど)、比較優位の観点からいうと相対的にバリューが少ないので、あんまりやり過ぎてもよくないけど。比較優位については以下の例がわかりやすい。

ポール・サミュエルソンは、比較優位を「弁護士と秘書」の例で以下のように説明している。

有能な弁護士Aは、弁護士の仕事だけでなく、タイプを打つ仕事も得意だったとする。秘書は、弁護士・タイプの仕事において、弁護士Aより不得意である。更に、秘書はタイプはそこそこできるが弁護士の仕事はほとんどできない。しかし相対的な比較として各自の弁護士の仕事の能力を基準にすれば、秘書のタイピング能力は弁護士Aより優位であると見ることができる。このような場合、弁護士Aは弁護士の仕事に特化し、秘書にタイプの仕事を任せる。それが、弁護士・タイプの仕事が最も効率よくできるからである。

(比較優位 - Wikipedia)

仕事をする上での比較優位という考え方は、別に難しいものではないけれども、ちゃんと理解して実行するのは難しいことだと思う。よくある新任マネジャーの悩みとして「自分がプレイヤーとしてやる方が早いと思って任せないで自分でやっちゃう」とか「自分の元の専門性が損なわれることに対して悩む」とかいうことがあるけど、比較優位をちゃんと理解してやるべきことをやる、ということができてないためだと思う。

しかしまあ、僕がそういう風にわりと簡単に考えをスイッチできるのは、もちろんそれなりに時間をかけてマネジメント周辺について学習しているからというのはあるけど、自分のプログラマとしての能力が相対的に特に高いわけではないとわかっているから、というのもあるとは思っていて、それはそれでどうかとも思うのであった。かといってマネジャーとしての能力についても、どうなのかわからないけど。ただ、エンジニアとしては相対的には高いだろうとは思う。

終業後、誘われてMakers'Baseの説明会に行く。思いのほか広いし、機械がたくさんあったなあ。自分がものづくりに興味がもっとあれば、すごく楽しいだろうなあと思う。でもまあ、高い機械を実際に触ってなにかしら作る機会なんてあんまりないだろうから、ワークショップとか受けてみてもいいかもなあ。