Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2016年4月26日

スケール観が重要という話はブログにも以前書いた通りなのだが、ある時期に機能したそれが、時間を経るにつれてより大きなものとして必要になることは普通にあり得ることで、自分の考えもまた、新しい状況に応じて大きく広げていかなければならないと思う。そのためにあれこれと考えを巡らせているところ。

Appleの研究開発費が売り上げの3.6%という記事を見て(それでもそんなに高い比率というわけではないみたいだが)、仮にうちの会社で同率の売上比の金額を研究開発に使うとしたら何をやるかなと考えてみた。前提条件としては、研究開発に使うというのは当然として、もちろん将来の大きなものリターンにつながりそうかどうかを考慮する。

いざそうやって具体的に考えてみると、けっこう難しい。細かいことはあれこれとあるが、ではそれで将来の大きなものリターンにつながるかというと、それはそれで心もとない感じもする。まあいろいろやりたいことはあるので、なんもないということはないのだけれども、そもそもそんな一朝一夕にそういうことができるわけでもない。

となると、なんだってそうだろうと思うけれども、単発の金額というよりはむしろ、もうちょっと中長期的なビジョンのもとで継続的に取り組んでいく必要があるよなあと、当たり前のことをあらためて思うのだった。とはいえ、そういうことをたまには考えて、いまやっていることを見直していかないとならないと思う。