2017年11月30日
なんだかんだでほしくなってしまって注文したiPhone Xが届いた。ポートレートモードすごいなあ。
カメラとは、その原初、すなわちカメラ・オブスクラからしてテクノロジによる眼なわけだけど(輪郭における光の粒立ちが作家の眼に、すなわち絵画に影響を及ぼしている)、ソフトウェアによるリアルタイムレンダリングがここまで手軽かつ高度に進歩すると、未来って感じがするなあ。こうやって、あと10年も経てば我々の眼そのものが拡張されていくのだろうなと思える。iPhoneにわくわくしなくなって久しいという言説もあるが、これはわくわくできるものだと思う。
iPhone Xによる、ポートレートモードの作例をふたつ掲載する。Instagramでややフィルタかけてはいるけど。
これなど、フェルメールの「レースを編む女」の部分を思わせる(浅田彰氏によるフェルメール論でもとりあげられていた部分)。というとまあ言い過ぎだけど……。
なんとなく撮っても、なにやらドラマティックになる。
帰宅して、「芸術新潮 2017年 12 月号 特別付録:芸新手帳2018」を読む。来年は、縄文展が楽しみだなあ。