Kentaro Kuribayashi's blog

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「Quick Japan Vol.54」のハルカリ特集

Quick Japan Vol.54」のハルカリ特集を読みました。ハルカリさんのことをなんにも知らないので、彼女らがずっとダンスをやってたこととか初めて知りましたよ! 「脱力系」云々いわれてるわりに、異様にリズム感がいいのはなんなの?的な疑問を抱いていたのですが、というかそんな疑問などもとより抱いてはいないのですが、つーよりもむしろ「脱力系」って何? ともあれ、合い言葉は「ハルカリ最高!!!!!!!!!!!!!!!」(© 佐々木敦氏)

ハルカリが最高なのは当然なので置いておくとして、インタビューはもちろん面白かったのですが、その他の文章では磯部涼氏によるハルカリレビューのレビューがとりわけ面白かった。近田春夫・土佐有明・佐々木敦菊地成孔の各氏のレビューをとりあげつつそれぞれへのレビューを行っている文章中の、土佐有明氏についての箇所を以下に引用します。

土佐有明氏(『Music Magazine』03 年 9 月号掲載)

アルバム『ハルカリ・ベーコン』レヴュー。フジロックからの帰りの電車の中で聞いていたら、マジで涙が溢れてきて参ってしまったと告白する土佐氏は、『remix』誌 03 年 11 月号に、一瞬で消え去ってしまうからこそ美しいと思える物があるの一文に始まり、何年後かに専業主婦(もしくは OL )になったハルカリによるハルカリっていうのは…そうですねぇ、なんだったんだろう、いま思うと、まあ部活みたいなものだったのかもしれませんねという架空の発言まで飛び出す、思い入れたっぷりの文章を発表していたりもする。妄想をおかずにするタイプだろう。

[磯部涼ハルカリ記事通信簿」Quick Japan Vol.54 より]

ぶはは、と笑いつつ、笑えねーよ、つか、わかりますよその気持ち、と同調。…と、ここで、なんかキモい感想を書こうとしてたので自粛。ともあれ若い女の子二人が元気よく歌ったり踊ったりしてるのを見るだけで既になんだか嬉しくなってきてしまう佐々木敦ハルカリ論」Quick Japan Vol.54)のだなぁ、ということで。それだけでも十分キモい。