「ゲンロン1 現代日本の批評」
先日刊行された「ゲンロン」がKindle化されているのを見つけたので、買って読んでみた。批評関連の文章を読むのって久しぶりだなあ。
『近代日本の批評』の現代版「現代日本の批評」は、1930年代の文芸復興期と80年代のニューアカがパラレルな現象であり、メディアによってもたらされたものだったという図式を元にあれこれと話しがされるのだが、図式はわかりやすいけど個別の話はどうなんだろう、わかんないな。左翼総会屋系雑誌から、82年の商法改正後の企業メセナ系雑誌へという流れは、知らなかったのでなるほどなあと思った。
批評からは随分遠ざかっていたのだけど、なんかこういうのもあれこれ読まないと考え方が硬直していってる感じがするので、文芸と合わせてしばらく読んでみようかな。
- 作者: 東浩紀,鈴木忠志,大澤聡,市川真人,福嶋亮大,佐々木敦,安藤礼二,黒瀬陽平,速水健朗,井出明
- 出版社/メーカー: 株式会社ゲンロン
- 発売日: 2015/12/23
- メディア: Kindle版
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「ゲンロン1 現代日本の批評」を買った。
— あんちぽちゃん (@kentaro) December 26, 2015