Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

続・なぜいまそれが盛り上がっているのだろうか

なぜいまそれが盛り上がっているのだろうか」というエントリに対して、そのエントリで言及した kita_no_naka 氏がリプライしている内容がなかなか素敵な書きぶりだし、引くとみせかけて、その実、ものすごい勢いで斬ってくるあたり、攻撃力も格段に上がっていて、感心しました(謎)

昨日書いたエントリがなぜいまそれが盛り上がっているのだろうかという文書でさらし上げされていた。

kitaの中の人のはてな日記 - 老兵はただ消え去るのみ

ひとの文章は「痛い」呼ばわりしといて、自分の文章が言及されたらさらし上げ呼ばわりですか。

一応あれは「痛い文書」として挙げたつもりはないです。「書いた人には申し訳ないんだけど」と断ってるし。

kitaの中の人のはてな日記 - 老兵はただ消え去るのみ

へぇ。まぁ、御本人がそういってるんだから、そういうことなんでしょうね。

あとはどうコメントしようかなぁと思ったらPiroさんが代わりに書いてるので便乗させてもらう。

kitaの中の人のはてな日記 - 老兵はただ消え去るのみ

便乗ということは、つまり、Piroさんが述べている CSS の話と、今回の XML の件は同じ対立図式をなしている、と。んでもって、kita_no_naka 氏を含む XML最初から想定されていた目的を普及する役割を担ってきた方々は、好意的じゃない態度でもって接せられたどころか、迫害されていたのだ、と。

Piroさんが述べている CSS 関連の話題については、僕がネットにつないで最初に興味をもった技術的な話題であったりするので、そのあたりについてまったく知らないわけではありませんし、僕自身、数年遅れ馳せ、かつ、効果の伴わないものであったかもしれないけれど、個人的な思いとしては、詳細は挙げませんができる範囲で活動してきたつもりです。Piroさんの日記の過去ログも読んでるし、その他関係リソースも広くあたったし、何が問題とされていたのかも理解してるつもりだし、Piroさんが何を嘆かれているのかについてもわかっているつもりだし、共感を覚えないわけではありません。つまり、便乗という言葉が示す対立の構図を、知らないわけではないということです。

Piroさんに便乗したという「老兵はただ消え去るのみ」の文脈でいうと、つまり、XML の本来のありかたを普及しようとしていた人々を 迫害していたのは、CSS の文脈でいえば、いわゆる「不思議マークアップ」のひとであるとか、最近メインストリームになっている、前提を成す文書のマークアップは顧みることなく小手先の CSS Tips みたいなものを乱造している考えの浅いブロガーみたいな連中であるということなのでしょう。それが XML の文脈でいうと具体的にどういう人々になるのか、それはわかりませんが、つまりは、僕や mala さんがその手の連中と大差ない、と。酷いいわれようですな。

mala さんがどう思うか知りませんが、「お前なんて CSS 普及期における不思議マークアッパー、あるいはいま調子こいてる非本質的な CSS 活動家と大差ないポジションにあるのだ」などといわれることがどれほどの侮辱か、よく理解しているつもりです。正直、なんでそこまで酷くいわれないとならないのか、さっぱりわかりません。そんなにもむちゃくちゃなことを、僕は述べたのでしょうか。お話をしようと声をかけたら、いきなりナイフで刺されたといった感じ。まぁ、こういうこともあると諦めるしかないのでしょうけど……。