Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

スコット・フィッツジェラルド著、村上春樹訳『グレート・ギャツビー』


かねてより村上春樹さんが 60 歳になったら『グレート・ギャツビー』を翻訳すると公言していたのは知っていたので、その時までまだ 3 年ある今、書店に村上版『グレート・ギャツビー』が並んでいるのを見て、驚いた。とりあえず購入、読了。
例によって村上さんの激賞によって興味を抱いてこの本を読んだクチなのだけど、最初に読んだのは角川文庫から出てた『華麗なるギャツビー』だったかな。村上さんから「ギャツビー」に入ったひとにはこういうひとが多いだろうけど、そんないいもんかぁ?とか思ったものだ。まぁ、村上版を読んだ後も、同じような感想を持ったのだけど、まぁ悪くない話だとは思う。
村上春樹さんのギャツビーといえば、他の翻訳本の他にも、『ザ・スコット・フィッツジェラルド・ブック』なんてのもあったりする。こっちはスコットおよびその妻ゼルダや、20 年代のアメリカにまつわるエッセイと、短編翻訳が収録されている。
Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選
  • 高林 哲、 鵜飼 文敏、 佐藤 祐介、 浜地 慎一郎、 首藤 一幸
  • オライリー・ジャパン
  • 2006-11-14
  • ¥ 3,360
  • Book

いつかこの本を楽しく読めるようになりたいなぁ……と思いつつ購入。

「90 年代カルチャー完全マニュアル」と銘打っての 90 年代特集。まぁ、その頃に一番ああいうカルチャーに触れていたので、知らないことはほとんどないのだし、懐かしく思う面もないわけではないけど、なんつか、まぁどうでもいいなぁ。
個人的なことをいえば、90 年代はインターネットを完璧にやり過ごしてしまっていて、それに触れるようになったは 21 世紀に入ってからだったので、ほんと失敗した、というか、「なんでコンピュータやネットがこんなに面白いものだと誰か教えてくれなかったんだ!」などと、いいがかりのようなことまで思ってしまう。いまから 90 年代を振り返ると、個人的には生き方を間違っちゃったなぁという感じ。泡沫カルチャーなんかより、ネットのほうがずっとずっと重要。そういう意味では、実際そのそばを通過していたはずなのにあまりにも未知に溢れた『教科書には載らないニッポンのインターネットの歴史教科書』のほうがずっと面白い 90 年代本でもある。
ヒルズ黙示録・最終章

ヒルズ黙示録―検証・ライブドア』の続編。ライブドアにソニー買収計画があったとか、幹部の横領疑惑とか、検察の捜査に対する批判とか。