『入門Puppet - Automate Your Infrastructure』という電子書籍を出版しました
Chefとならんでよく利用されているサーバの構成管理フレームワークであるPuppetについて、『入門Puppet - Automate Your Infrastructure』という本を出版しました。
入門Puppet - Automate Your Infrastructure
- 作者: 栗林健太郎
- 発売日: 2013/04/29
- メディア: Kindle版
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id:naoyaさんの許諾をいただいた上で、『入門Chef Solo - Infrastructure as Code』の姉妹(兄弟?)本のような体裁の、コンパクトな電子書籍です。表紙は、naoya本同様「いろいろデザイン」のid:nagayamaさんにお願いしました。
以下のストアサイトで購入できます。
「ブクログのパブー」で買っていただく方が料率が断然いいので、個人的にはうれしいです。パブーには、Webでいい感じに読めるビューワや、epub/mobiなどでのダウンロード、Kindleへの送信機能もあるので、読者のみなさまにとっても便利だと思います。
Kindleをお持ちでなくても、スマフォやタブレット、もちろんPCでも読めますので、どうぞご利用ください。
『入門Puppet』はどういう本なのか
クラウドが一般的になってきた昨今、サーバ構成管理の自動化は、もはやそれなしでは考えられないほど当たり前のものになっています。Puppetは、そのためのフレームワークのひとつです。
Puppetは2005年のリリース以来、後発のChefとともに、サーバ構成管理の自動化に欠かせないフレームワークとして広く利用されてきました。とはいえ、ドキュメントが非常に充実してはいるもののその機能は膨大で、初心者にとって決してとっつきやすいものでないことは確かでしょう。現に、筆者の周りでも「Puppetを学習してみたいけど、どこから手をつけたらいいのか……」という声をよくききます。
クラウドの一般化によって、物理的な制約から離れ、サーバをあたかもプログラム上のオブジェクトであるかのように扱えるようになった現在、エンジニアにとって、Puppetのような自動化ツールを使いこなせるようになることは、技術スキルの向上に大きく寄与するでしょう。この本は、既にPuppetなどの自動化ツールを使いこなしているオペレーションエンジニアよりもむしろ、技術向上への意欲を燃やすアプリケーション開発者への入門となることを目指しています。
本書の目標は、この本を読んだ読者がPuppetの基本についてひととおり知り、オペレーションエンジニアの書いたmanifestに変更を加えたり、ある程度の規模のものなら自力でいちから書けるようになったりすることです。そのため、本書はあえてリファレンスとしての網羅性を目指しません。実際の学習段階で必要となる知識にしぼって説明します。
是非、本書を読みながら自分でも手を動かしてみて、一歩先行くエンジニアになってみませんか。
目次
- はじめに
- なぜPuppetが必要なのか?
- 本書の方針
- Vagrantで開発環境を用意する
- Hello, Puppet!
- nginxのmanifestを書く
- パッケージをインストールする - package
- yumリポジトリを登録する - yumrepo
- サービスを起動する - service
- ファイルやディレクトリを作成する - file
- ユーザやグループを作成する - user/group
- 任意のコマンドを実行する - exec
- td-agentのmanifestを書く
- resource typeのグルーピング - class
- manifestに関連するファイルをまとめる - module
- サーバの役割を定義する Part.1
- サーバの役割を定義する Part.2
- manifestの共通部分をくくりだす
- 最低限必要なPuppet言語の構文を学ぶ
- システム状態をテストする - serverspec
- リモートホストに対してmanifestを適用する
- 再び、なぜPuppetが必要なのか?
- おわりに
入門Puppet - Automate Your Infrastructure
- 作者: 栗林健太郎
- 発売日: 2013/04/29
- メディア: Kindle版
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