竹中克久「組織文化論から組織シンボリズムへ――<シンボルとしての組織>概念の提唱――」
「組織シンボリズム」という言葉を目にしたので、なんだろうそれ?と思って、組織文化論との対比について述べている論文を読んだ。
- 組織文化論は、組織文化という「非合理」な要素をもって、60〜70年代のコンティンジェンシー理論を補完するものとしてあらわれたよ
- 組織文化論は、文化を操作対象とみなし、それを操作しうる特権的な立場のひとの実践のためのものとしてあったよ
- 組織シンボリズムは、人工物の分析や、ひいてはリーダーや組織そのものをシンボルとみなし、それを組織成員がどう解釈するかに着目するよ
組織シンボリズムの、組織文化論と比した有効性が語られるが、何が有効なのかよくわからなかった。
竹中克久(2002)「組織文化論から組織シンボリズムへ――<シンボルとしての組織>概念の提唱――」『社会学評論』 Vol.53(2002-2003)No.2, P 36-51 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsr1950/53/2/53_2_36/_article/-char/ja/
- 0 はじめに
- 1 機能主義的組織文化論の有効性と限界
- 2 機能主義への挑戦――解釈主義的組織シンボリズムの登場――
- 3 組織文化論と組織シンボリズムの対比――文化のレベル・文化への関与・文化の位置づけ――
- 4 おわりに