栗原康『現代暴力論』
栗原康『はたらかないで、たらふく食べたい』の続きで、栗原康さんの新刊『現代暴力論』を読んだ。『はたらかないで』と、(まだ読めてないけど)『大杉栄伝』を足しあわせたような感じ。『はたらかないで』のような闊達さはやや薄く、新書ぽい感じの文体。しかし、書かれてる内容はだいぶヤバいぞ。
- 作者: 栗原康
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2015/08/10
- メディア: Kindle版
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- はじめに - 暴力を肯定しなす
- 第1章 国家の暴力 - 我々は奴隷根性を植えつけられた
- 第2章 征服装置としての原子力 - 生きることを負債化される
- 第3章 生の拡充 - 支配のための力を解体する
- 第4章 恋愛という暴力 - 習俗を打破する
- 第5章 テロリズムのたそがれ - 「犠牲と交換のロジック」を超えて
- おわりに - わたしたちはいつだって暴動を生きている
- お薦め文献
- 主要参考文献