ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術』
書店で見て気になったので購入して読んだ。
書くというのは気の滅入る作業だ。下水管の修理や、霊安室の運営にもかなり似ていると思う。自分で死者の装いを整えた経験はないが、遺体の防腐処置と比べても、防腐処置についての文章を書くというのは、さらに気が滅入る作業のような気がする。
(p.12)
のっけからこんな感じなのだけど、いいわけはもういいから
- 計画立案
- 短期目標
- 進捗把握
- 習慣化
をちゃんとして書けとのことで、論文でなくても全般的にそうだろうなあという感じだった。また、第5章は英作文についての話もあって、その面でも参考になる。
できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)
- 作者: ポール.J・シルヴィア,高橋さきの
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/04/08
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (1件) を見る
- まえがき
- 第1章 はじめに
- 第2章 言い訳は禁物 - 書かないことを正当化しない
- 第3章 動機づけは大切 - 書こうという気持ちを持ち続ける
- 第4章 励ましあうのも大事 - 書くためのサポートグループをつくろう
- 第5章 文体について - 最低限のアドバイス
- 第6章 学術論文を書く - 原則を守れば必ず書ける
- 第7章 本を書く - 知っておきたいこと
- 第8章 おわりに - 「まだ書かれていない素敵なことがら」
- 執筆のための参考図書
- 引用文献
- 訳者あとがき
ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術』。
— あんちぽくん (@kentaro) August 25, 2015