Kentaro Kuribayashi's blog

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ポール・J・シルヴィア『できる研究者の論文生産術』

書店で見て気になったので購入して読んだ。

書くというのは気の滅入る作業だ。下水管の修理や、霊安室の運営にもかなり似ていると思う。自分で死者の装いを整えた経験はないが、遺体の防腐処置と比べても、防腐処置についての文章を書くというのは、さらに気が滅入る作業のような気がする。

(p.12)

のっけからこんな感じなのだけど、いいわけはもういいから

  1. 計画立案
  2. 短期目標
  3. 進捗把握
  4. 習慣化

をちゃんとして書けとのことで、論文でなくても全般的にそうだろうなあという感じだった。また、第5章は英作文についての話もあって、その面でも参考になる。

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

できる研究者の論文生産術 どうすれば「たくさん」書けるのか (KS科学一般書)

  • まえがき
  • 第1章 はじめに
  • 第2章 言い訳は禁物 - 書かないことを正当化しない
  • 第3章 動機づけは大切 - 書こうという気持ちを持ち続ける
  • 第4章 励ましあうのも大事 - 書くためのサポートグループをつくろう
  • 第5章 文体について - 最低限のアドバイス
  • 第6章 学術論文を書く - 原則を守れば必ず書ける
  • 第7章 本を書く - 知っておきたいこと
  • 第8章 おわりに - 「まだ書かれていない素敵なことがら」
  • 執筆のための参考図書
  • 引用文献
  • 訳者あとがき