東山彰良『流』
「Pen+ 台湾カルチャークルーズ」にも紹介されていた、今年上半期の直木賞受賞作を読んでみた。1970〜80年代の台湾を中心に、日中戦争からの因縁、台中関係などの歴史的背景に基づく台湾にくらす人々の機微を織り込みつつ、エンタメ的にぐいぐい読ませる小説。こういう小説をもっともっと読みたい。
最終的にはちょっと注文もあるけれども、全般的にめっぽう面白いのは確か。
- 作者: 東山彰良
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2015/05/22
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (4件) を見る