Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2019年11月24日

朝起きて、CTO協会のミーティングにそなえて作業。作ったものを、もうちょっと見直していく感じ。あらためて見てみると、いろいろ粗が見えてきて修正箇所が多くなる。

昼頃まで進めて、まだ終わっていないけど、でかける。新宿へ。途中、なんだかやたらお腹が空いてきたので、あるきながらおにぎりなど食べる。小滝橋通りを大久保通りの方へ歩き、歌舞伎町の香楽の2号店PUCAPUCAへ。女性一人でも入りやすいようにという感じのようだ。編み込みの吊り椅子などがあり、たしかに女性向けっぽい感じ。犬が出迎えてくれる。WordPressのセキュリティに関する論文を1本読む。店を出て、新大久保まで歩いて電車に乗り、高田馬場で降りてGAGARIN Hookah Loungeへ。こちらはバーという感じの暗い店内だが、テラスもあって、季節があえばいい感じかも。ここでも論文を1本。ライブラリの悪意あるアップデートを検出するという内容。面白い。

先日リニューアルオープンした渋谷のPARCOへ行ってみようと思って電車に乗ったのだが、無意識に新宿で降りて紀伊國屋書店の近くまできてしまっており、戻るのも面倒なのでそのまま書店に入る。そこで『エドワード・ホッパー ―静寂と距離―』、『世界文学を読めば何が変わる?――古典の豊かな森へ』を買う。『ガラン版千夜一夜物語』の続刊も出ていたのだが、まだ1巻を読んでないしなあと思って、買うのをよしておいたり。というか、いろいろ読みたい本はあるのだが、スペースの問題があって買えないのだよなあ。場所さえあれば買って置いといてもよいのだが。最近、吉田健一に心が傾いてきており、その辺も買っておいときたいところだったりする。いや、どうしよう……。三丁目の東京ドミニカでスープカレーを食べる。からいのは苦手なのだが(味というより、汗が多量にでるという意味で)、美味しいなあ。

その後、帰宅してひたすらエドワード・ホッパー本を読む。文化人類学者で、先日まで国立新美術館の館長を務めておられた青木保さんによるモノグラフ。美術の専門家ではないといいつつ、間違いなく見巧者であり、達意の文章によって、引き込まれまくる。様々な文献も引きつつ、あくまでも自分の見た感じを述べるスタイルは、しかし主観に流れすぎることから程遠く、ホッパーのクールなよさをよい塩梅の距離感でとらえている。最後の方の、Sun in an Empty Roomについて、吉田健一の『旅の時間』から「航海」のいち場面を引きながら語るところは、ここしばらくなかったほど深く心を打たれた……(ので、ついさっき吉田健一に深入りするのはやめようと思ったのに、即座に本を注文した)。

ひょんなことからPSYCO-PASSを観るみたいな感じに行き着いてしまっており(Amazon Primeビデオで全話観られる)、ざっくり概要を知っているだけで観てはおらず、元々気になっていた作品だけに、どうしたものか迷っているところ。といいつつ、1話だけ観た。最初だからというのはあるんだろうけど、説明過多なのとアクションがぎこちなく遅い感じで、観ててちょっと合わないかもなと思った。続き観るのは、よほど暇な時にしよう。