Kentaro Kuribayashi's blog

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リリー・フランキー『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』

雑誌 "en-taxi" で連載されていた、リリー・フランキーさんの『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』が書籍になったので、購入して読みました。というか、雑誌は創刊号から買っていて、第一話から読み始めてはいたのですが、その後は買いはするものの、特集のみをちょろっと見るだけで、ほとんどの文章を読まずに放置していて、この小説についても今回読むのがほとんど初見。書籍は、帯に羅列された感動を伝える賛辞の山がかなりと異様な風体で、思わずなんだかなー的気分になってしまったのですが、読み始めたらもうそんなこと関係ない。涙で本が読めなくなるなんてことが、これまで万巻とは行かないまでも千を軽く超える本を読んできたけれど、あり得るとはおもわなかった。むしろいま、頭が痛くすらなってます。心のいちばんど真ん中をぶち抜く感動。読みましょう。