内田宗治『「水」が教えてくれる東京の微地形散歩』
竹内正浩『地図と愉しむ東京歴史散歩 地形篇』を読んでから随分間が空いたが、先日、気が向いて書店で手にとったこの本によって、また東京の地理と歴史に対する興味が蘇った。
その本よりもこちらはもっと地形より。高さを何倍にも強調した地図(現在と大正時代の古地図)にそって、東京の各地域の地形を、それを形作った川を中心に語られる。知らなかった話が満載だし、「散歩したあの場所がそんな由来だったなんて!」という驚きもたくさんあって、ものすごく面白かった。
また散歩しまくりたい。週末はできるだけ散歩するようにしよう。
- 作者: 内田宗治
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2013/04/27
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- はじめに
- INDEX MAP
- 本書の地図について/カシミール3Dについて
- 第1章 川を動かし海を陸地に(江戸時代) - 銀座・日比谷・御茶ノ水・赤坂
- 第2章 を見下ろす権力の館 - 目白台・早稲田・水道橋・小石川
- 第3章 複雑な谷が生んだ文化 - 麻布・六本木・高輪・白金
- 第4章 廃川跡 - 消えた川と取り残された川 - 渋谷・新宿・谷中・王子
- 第5章 高い所に作られた川 - 玉川上水・三田上水
- おわりに
- 参考文献