Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2018年3月23日

合宿2日目。いつも思うのだけど、もっと自分のレベルを上げていかないとならないなあ。

帰り道、近所で今日から開催のロバート・ボシシオのPaintings展を観に立ち寄る。ふたつあるギャラリーのうち、ひとつはまだオープンしていなかった。開いていた方では、作家本人による既存の作品をプリントしたものに彩色したり粉などをかけたりなどした作品が主に展示されていた。こういう自己引用のあり方、かつ、Editionの形式は面白い。1枚購入した。置いてあった画集を観ると、他には室内を描いた静謐な作品などもあるようだ。もう一方のギャラリーでは大きな絵を展示しているようなので、そちらも見てみたい。

最近、「買って家に置くとしたらどれがいいか?」という目線で観るようにしている。うつわについては「実際に使うつもりで見るし、買う」というルールにしていて、以前からそんな感じだけど、絵や写真にもその対象を広げた感じ。そうするとやっぱり、見方がずいぶん変わってくる。自分とのつながりを感じるかどうかで見ることができる。それがいいのかどうかはわからないが、楽しくはある。先日の国立新美術館でのビュールレ展でもそういう風に見ていたのだが、もちろんあのレベルの絵画を購入することは今後もあまりありそうにないとはいえ、そういう観点で見るとより楽しい。それにしても、あの時見たカナレットやグァルディの素晴らしさ!ほしい!

Seascapesシリーズの4つ目を作る。インスタグラムにアップする時はデフォルトの真四角にしてたのだけど、やっぱり横長のほうがいいように思える。

現役官僚の滞英日記』を読む。官公庁に務める著者が、イギリスのLSEおよびオックスフォードに留学した2年間で見聞し、感じたり考えたりしたことの記録。イギリスについての記載はもとより、日本の若い官僚にも、このような教養のある、バランスの取れた見識を持つ人がいるのだなあということに感銘を覚える。著者は、その前からNPOもやっており、そのサイトを見ると顔と本名も出しているし、官僚の世界も少しづつ変わっていっているのだろうと思う。

自分自身、会社以外にもNPOなりなんなりに参画する等してもっと幅を広げていく必要があるのではないかとここ数年感じていて、そういう取り組みをしてみたいという気持ちもある。しかし、公共的な関心というのがないわけではないのだけど、既存のNPOのようなものだとちょっと違うんだよなあとも思ったりもする。そういうことをするなら、むしろいまやっているように本を読む時間をもっと取ったほうがいいようにも思うし、事業や会社を伸ばしたりする方が個人的な興味には直接資するようにも思う。そのあたりは、ちょっと迷いどころである。