Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2020年1月6日

今日から仕事始め。まずは、すぐに評価シーズンなのでその日程調整をするところからスタート。来週はまるごと福岡出張に行くので、その準備なども。その後、グループ全体での新年会。挨拶をしてまわったり、あれこれおしゃべりしたりなど。その後、North Villageへ行き一服。昨日観たハンス・ウルリッヒ・オブリストの講演からインスパイアされて、こんなことを考えた。

ハンス・ウルリッヒ・オブリストのDo Itプロジェクトの意図する、アートをデリダ的な意味で散種し、グリッサン的なアーキペラゴ状の受容を作り出していく試みは、たとえば各地で行われている対話型鑑賞のような、中心のない活動における思い思いの鑑賞と対話による感じの共有もそのひとつであろう。美術館における展覧会という制度をボリス・グロイスのいうようにアートの価値を保存し、そのことで新しさの基準を逆説的に作り出すという逆説的な意味で評価することに同意しつつ、しかしネットでいくらでもコピーが観られることの僥倖を最大限活用して、勝手に鑑賞のネットワークを作り出すこと。

ディスプレイをたくさん買い込んで適当なスペースに設置し、そこに話のネタにするための絵を映しておいて集った人々とお酒でも飲みつつ鑑賞しながらおしゃべりする会などを企画・開催するら等の活動を行いたい。そして、そのような散発的な活動の模様をアーカイブしておくプロジェクト。ディスプレイというかタッチパネルに映し出すようにして、思い思いに拡大したりできるようにするとなお良さそう。拡大した動きとその時に話された内容をマッピングして、後から再現できるようにもしたい。アーカイブしているWebサイト上で、その再現の様子を再現して眺められるようにする。

さらに、2ヶ月ほど前に三軒茶屋に移転していたことを知ったライアーへ。1Fと2Fがあって、1Fはだいぶカジュアルな感じで驚く。ご主人がでていらして、しばし歓談。しかし、飲みすぎた……。