Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

はてラボで「はてなボトル」というサービスをリリースした

「疑問や悩みをボトルに託して解決しちゃおう!!1」ってなキャッチの、はてなボトルというサービスをはてラボからリリースしました。

さっそくたくさんのユーザーさんに楽しんでいただいているようで、とてもありがたいことです。

で、そもそもこれは何かってーと、まあ名前の通り見知らぬ誰かへの何かを込めて海に流すあのボトルメールを、ウェブでやってみるよってなものです。それをウェブサービスとして実現するにあたって:

  • 送信する相手は一度にひとりだけ。
  • でも一定時間返信がなかったらそのひとの元へ届かなかったものと見なして、ボトルはまた漂い始める
    • メールが届いても「ちょっとよくわかんないな」と思ったら、スルーしとけば次に流れます
  • いずれかの時点で誰かがボトルの漂流を受け取って返信してくれたら、無事漂着
  • (いまのところ)24時間以内に受け取ってくれるひとがいなかったら、海の藻屑へと消えていく……

といった感じのものにしてみました。「ボトルメール」をネットで、っていうと、ずい分前から同じようなものがあったことをブクマコメント等で教えてもらったのですが、せっかくはてラボ上、つまり面白いアイディアを持ったたくさんのユーザさんがいて、既存のいろいろなシステムがある場でやるのだから、もっとあれこれと機能強化したいなーと考えています。既に指摘されているあきらかにいろいろ足りないところは当然やるとして、他にざっと書き出してみると:

  • パーマリンクへのブクマ、スター対応した
  • フィード欲しい
  • モバイル版
  • メールだけでメッセージ送信、メッセージへの返信ができるように
  • メッセージへの返信に対するフィードバック
  • ↑のフィードバックや、さらにもっといろいろなパラメタによって細やかなメッセージ送信先選定
  • ボトルを投げたひとと返信をしたひととが、その後に継続的やりとりが行えるようなしくみ
  • 現在はカテゴリが送信者選定において大きな要素になっているが、たとえばボトルコミュニティみたいな機能を作って、その中でボトルが流通するというのもいいかも
  • フォローしてきたひとにわりと優先的にメッセージがいくようにするとか?
  • 他いろいろ

このサービスは、先日行われた合宿でのサービス発表でのネタが元となっています。はてなでは、半年に一回の合宿で、エンジニアはもちろん、他の職種の社員・アルバイトを問わず、いろんなアイディアや実装を発表するのが恒例となっています。これまでも、その合宿から本サービスとして、またはてラボや既存サービスの機能追加等、たくさんのリリースが行われてきました。

はてなボトルもラボで出そうということになって、id:kyabanaにデザインをお願いして、今回のリリースにいたりました。なかなかにチャレンジングなデザインになったなーと思いますし、様々な毀誉褒貶いただいていますが、これはid:kyabanaといろいろな議論を重ね、僕が「こんな感じがいい」といったら当意即妙、というか、それ以上のデザインをしてもらった結果です。個人的にはなかなか気に入っております。

また、今日ははてラボリリースデーということで、id:jkondoid:chris4403もサービスをリリースしています。それぞれに特徴があってすごく面白いので、是非アクセスしていただければ楽しいんじゃないかと思います。