マネジメント3題噺: いいじゃん・いい感じに・バーンと
こんなことを書いた。
私のマネジメントスタイル、「いいじゃん」「いい感じに」「バーンと」の3つしか話してない。
— あんちぽちゃん (@kentaro) July 6, 2016
というだけだと雑過ぎて酷い人間にしか見えないので、補足する。
世の中にはいろんな環境があるだろうが、そもそもうちのような採用を重視している会社では、基本的に信用できる人々で構成されていることが前提。その上で、たくさんの人々との関係性の中で、成果を最大化するに際して重要だとおもうことに、以下の3つがある。
- つねに肯定的・ポジティブ
- 仲間を信頼して任せる
- 大きなスケール観を持つ
細かいことや短期的な観点からいうと「もうちょっとどうかしてほしい」という気持ちになることはある場合もあるだろうが、そこはいったんぐっと引いて置いておく。その上で、上記の3つを伝え、お互いに内面化し、その考えを元に実行していくことがよかろうと思っている。
冒頭の発言に戻ると、それぞれ以下に対応している。
- いいじゃん: つねに肯定的・ポジティブ
- いい感じに: 仲間を信頼して任せる
- バーンと: 大きなスケール観を持つ
なにか厳しいことをいうことが必要な場面は必ずあるだろうし、そういうことをまるでいわないわけではないけれども、厳しさというのは、特に大きく期待をかけること、逆にいうと、3.のようなスケール観が小さい場合にこそ、「それはバーン感を持っている = スケール観があるのか?」という問いによって示す方がいいように思っている(大きな構想を持つことに書いたのでご覧ください)。
「バーン感」を出すことが本当に大切で、そのためのことに注力するという発想に仕向ける方が、細かい指摘を積み重ねるよりも実際はよっぽど厳しいことだろうし、それができれば細かいことだってちゃんとできるだろうと思う(「バーンとするにはどうしたらいいか?」という問題発見・解決思考に自ずとなるはずなので)。
というわけで私は、今日も「いいじゃん」「いい感じに」「バーンと」といい続けるのであった。
追記
このエントリをもう少し敷衍して話したときのスライドを以下にはっておきます。