Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2018年3月27日

そもそもカメラについて、表現の様式についてはもとより、テクニカルなことをまるで知らないので、『体系的に学ぶデジタルカメラのしくみ 第4版』を読んで学習。カメラやレンズのスペック表を自分で読み解けることを目標に書かれた本で、タイトルが示す通り、デジタルカメラの「しくみ」について、製品の歴史も含めて詳しく説明していて、とてもよい。「しくみ」の本なので、たとえば構図だとかについては特に言及はないので、そういう方面を学びたい場合は別の本がよさそう。読みながら、最近出たカメラのスペック表もチラチラ見ているのだけど、わかる内容が増えてきて楽しい。なんでもそうだけど、新しい知識がどんどん入ってくる体験は気持ちがいいなあ。

そういう本を読んでいる一方で、カメラによって対象物を撮影するということ自体に興味があるというよりは、自分がほしい絵を作るのがやりたいことで、そのために、他にいろいろ方法はあるだろうけど、まずはカメラを用いているという感じ。インスタとかブログにピッと貼りやすいという利点をとっている。やりたいことをもう少し述べると、たとえばモランディについてなら、その「モランディらしさ」を絵として作ることで、単純に自分の好きなものを増やすということでもあるし、自分が何に対して好ましさを感じているのかを分析するということでもある。

で、そういうことをする上で、とはいえ絵作りにカメラを使っている以上は、その物理的な性質を知っておかないとうまくいかないのは明白なので、ちゃんと勉強しておきたいという感じ。なにか外に対象があって(人物や風景など)、それを撮影するということにはやっぱり抵抗がある。これは昔からそんな感じ。