Kentaro Kuribayashi's blog

Software Engineering, Management, Books, and Daily Journal.

2018年3月26日

花粉がマジヤバくて薬飲んでもつらくてマジヤバい一日。

岡崎乾二郎さんが監修している「現代アート基礎演習」特集が掲載されている「美術手帖 2008年 08月号 [雑誌]」が届いたので読む。絵画、彫刻、写真を、その支持体やメディウム、色彩やボリューム、そもそもそれらの描き出すべきことから説きつつも、演習形式で説明していて、わかりやすい(色彩の「論理的透明性」ってのはちょっとよくわからなかったけど……)。こうやって考えると、これから絵などを観る時も楽しめそう。岡崎乾二郎さんには『芸術の設計―見る/作ることのアプリケーション』という本もあり、昔パラっとみた感じでは、この特集をもっと体系的にしたような内容だったと思うので、こちらも読んでみたい。

デュシャンは語る (ちくま学芸文庫)』の続きを読み、読了。めちゃめちゃ面白いのだけど、ゲルハルト・リヒターが、デュシャンからの影響を認めつつも、その謎めかしな態度は嫌だといっていたのもわかるなあという気持ち。また、読んでいて時折、蓮實重彦先生的なアティテュードも感じたりする(両者は全然違うタイプだと思うけど)。パンチラインが満載のインタビュー集なのだが、どれほど本気でいってるんだろうなあという気もするし、そもそも本気かどうかとかどうでもいい気もするし。しかし、デュシャンというひとはほんとによくアートについて考えているひとで、そういう意味ではいまとなっては古典的な感じを覚える。

デジカメの仕組みみたいな本を読む。テクニカルなことについてあまり知らないので、網羅的に知っておきたい。