Kentaro Kuribayashi's blog

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吉増剛造・高柳昌行・翠川敬基「死人(しびと)」

死人

高柳昌行については「希望は過去にしかない」でもちょっと述べたりもしましたが、事態はますます大変なことに。吉増剛造高柳昌行・翠川敬基によるセッション「死人(しびと)」、買って、聴いた瞬間、もってかれる。いまも聴いてるけど、もってかれてる。この大傑作ぶりについてなにかひとことでも述べたくてエディタを立ち上げたが、唖然とするばかりで、なにも言葉が出てこない。

詩人「吉増剛造」と高柳昌行・翠川敬基の共演。

第一部
吉増・高柳
第二部
吉増・高柳・翠川

吉増の朗読により死人(しびと)からはじまって吉増の代表作 古代天文台他を演奏したステージをノーカットで収録。高柳は、ディレクションからaction directに移行中の時期。metaimprovisationと呼んだこの時期はギターをチェーンやスチールスケールを使って演奏する他、テープを使って様々な音源をミックスさせていた。詩との共演といっても伴奏では無く言葉との激しい衝突でとても緊張させられる。