理論と実践について
理論よりも実践を、という発言を読んで、僕自身そのあたりをあれこれと考えもするので、あらためて考えてみた。もちろん、当該発言をDISる意図はまったくなく(というか、まったくもって賛成するものである)、単純にもう少し具体的に考えてみたいという話である。
理論より実践の方が優れているといえる場合は3通りある。(1)理論そのものがくだらない場合。(2)行為者が優秀であるなどして、理論を内面化した、あるいは、あたかもそうであるかのような行動を取りうる場合。(3)行為者が非優秀なため、行動からしか学べない場合。(1)もわりとありそう。
— kentaro (@kentaro) January 19, 2014
しかしたいていは(2)か(3)であることが多いと、経験的には思われる。(2)である場合は、(2)的能力を持っていない者はそれを額面通り受け取るべきではないし、(3)である場合は、(3)的非優秀者は、しかたないので(3)的に行為しつつも理論を学ぶことによる飛躍を目指すべきだろう。
— kentaro (@kentaro) January 19, 2014
私はといえば、当然(3)的な非優秀者なので、自分に対しては、ひたすらの実践をまずは行うべきだと考えているが、かといって、それだけでは非連続な成長は果たし得ないだろうと思うので、理論についての研鑽を怠ってはならないと思っており、そのためにあれこれと学習をしているわけである。
— kentaro (@kentaro) January 19, 2014
しかし、たとえばソフトウェア開発プロセスに関する理論は、管見によればつまらないものが多いように思われる(だからこそ実践者としてもう少しはまともなものを提案したいと思って、これからあれこれやろうとしているわけだ)ので、実践的動機を理論が適切に補強できる状態にないのは事実だろうと思う
— kentaro (@kentaro) January 19, 2014